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「明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。」(blog-風景と情景-より)

映画「沈まぬ太陽」

太陽 「沈まぬ太陽」先日からすごいプロモーションですね。もう観に行かれましたか?ニュースで航空会社の経営問題が話題になっていますが、この映画は話題性という意味でなく、一人の真面目な人間の生き方として、一度は見たい映画だと思います(昭和30年代からの昭和の世界が舞台なので、現在と社会背景は違うのですが…根は同じような)。理想を求める人間と、現実的な利益を求める人間、そのために人間らしい心を失ってゆく人、両者に共に降り掛かるもっと大きな力や環境変化。  巨大組織のひずみについては多少事実とずれていても、似たようなことが多々あるから、映像化で浮き彫りになったほうが良いと思うが、御巣鷹山の墜落事故に関わる場面などは本当にあってはならないことであり、それを映像化するのは…見たくないような、複雑な気持ち。関係者の方々の立場によっては、事実を種にフィクションを組み立てるのは、やめてほしいというお気持ちもあることは理解できる。ただ、こういう形(いくつかの事実をモデルにしつつ、フィクションを織り込んで仕上げる)でなければ、描けないことがある。原作者の山崎豊子氏が訴えたい事が、単なる話題性狙いのフィクションだけであれば誰の共感も得ないだろう。一部に批判があっても、敢然と自分の仕事に徹した原作者と、映画化を見事に実現した制作関係者にはやはり拍手を送りたい。今、高槻ではアルプラザロコ9シネマで上映中。これは見逃しては惜しい。 参照:「沈まぬ太陽」公式サイト    YouTubeにも予告編がアップされています。 ↓ブログ村に参加しています。 よろしければクリックのご協力お願いします。 にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 高槻情報へ