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「明日もいい日にしてみせますよ。ではまたね。」(blog-風景と情景-より)

大西つねき氏の「命、選別しないと」発言と「れいわ新選組」

2020年7月3日にれいわ新選組の大西つねき氏が毎週公開されている、ご自身の「大西つねきの週刊動画コラム」で、発言された事が、Twitterから炎上しFBでも話題になっている。

私は時々大西氏の動画を観ていたので、Youtubeを観ていると右側に紹介として類似の動画が出てくる。
そのためYoutubeで一度観て、最後の応答タイムは(配信中に横のコメントを読んで答える)、視聴者を待たせてしまって印象はよくないし、内容も荒削りすぎるなあと思っていたら、Twitterで大炎上しその後は、ブログにお詫びを掲載して動画を消してしまわれた。(これは後にお詫びも撤回し、動画も再掲載された)

消してもTwitter上には数回に分けて動画を掲載している人もあるし、IWJ(フリージャーナリスト主宰のサイト)に、概要が掲載されている。

■概要

iwj.co.jp

■問題の動画の、該当部分(視聴者とのフリートーク)の書き起こし。
 (全体のテーマは教育で『「正しさ依存症」とそれを生み出す教育について』でしたが、
  視聴者とのフリートーク部分は、「若者の時間」ということ以外は無関係でした。)

drive.google.com

私はかなり大西氏に期待して、まだ「日本一丸」という党名で活動をされていた時から、動画は拝見していた。その後「フェア党」と改称されて、山本太郎氏が「れいわ新選組」を立ち上げた時に、参加を申し込んで、しばらくは「まだ返事がない」と、待っておられたのを覚えている。

その後、「れいわ新選組」の参院選の候補者になり、以前からの講演会や「週刊動画コラム」は続けてこられた。私は大西氏の経済論に賛成して、国会議員になられるのを楽しみにしてきた。だからこの動画の内容には、ビックリ!

▼大西氏は一度謝罪するとともに非表示にされて、数日後に再公開された。
 命の選別が必要というコメントは、本題が終わってから、
 読者のコメントに応答する中で出た言葉。

真っ当な政治家が一人でも増えて欲しいという期待があったが、残念で複雑な気分。

「自然死を尊重しよう」と言う事と「命の選別」は似ているが同じではないし、しかも「自然死」も、人によって受け取り方がかなり違うから、こんな大雑把な発言をするのは疑問です。

私は自分自身が死に直面するような大病をして、病友を何人も見送り、昨年は父を99歳で見送りましたが、体力(病気からの回復力)と年齢は比例せず、同じ病気でも主治医の実力+病院の総合力の違いで治療成果は大きく変わるし、介護も同じと思いました。

親については「自然死を選択し、延命治療しない」と言う方針では親族の意見は同じなのに、日常の健康管理について、非常に温度差がありました。
結局私が主張して父の入居施設を変えると、食事やリハビリなどで体力が復活し、幸せそうに数年を過ごして、自然死に至りました。諦めていたら、言い方は悪いが独房のような狭い個室で、形式的なケアを受けて、早く亡くなっただろうと思います。
同じ「自然死を選ぶ」という方針でも、環境やケアの質で、穏やかに暮せる期間が数年は違う事を痛感しました。

実際、極端な例では、全床が寝たきりで点滴や胃瘻で延命している高齢患者で、看護は床ずれ防止とおむつ交換だけという悲しい病院があるので、そんな状況をイメージされての発言と思うが、笑顔と会話のある高齢者施設もあるし、在宅で訪問サービスを上手に利用されている方もある。幸せな老後を増やす事と、コストや時間を天秤にかけて考える事は、誰にとっても不幸だと思う。

質を無視した延命最優先には反対だが、穏やかに長寿を楽しめるように、皆で最善を尽くすのが、若者も含めた互いの幸せだと思う。
仮に介護に従事する人の数が増えても、大西氏のお考えのように、その若者の貴重な時間を奪うと考えるのは行き過ぎだと思う。介護の現場の改善や、職につく人の待遇の改善などで、その仕事に生きがいを持てることもあると思う。

*また無論、災害時で救助可能人数が限られている場合などは、子どもや若者を優先する事は当然だが、それも危機の程度や状況次第で真心を持って対処すれば良い事。

■ある方のFBでのコメントにとても納得したので、引用させていただきます。(太字と改行は私がしました):

一人一人の終末期の選択・・・死に方の選択は、あくまでも、本人と、家族の個別的な自己決定権の問題なので、社会が、まして国家や政治が、一方的に、線引きすることは許されないと思います。
其れをやっちゃうと、簡単に、経済的効率性で高齢者を、障害者を、あるいは先天性疾患を持った胎児を、命を奪う・・ということにドミノ的に命の選択は拡大してしまう。全ての生きとし生けるものは、互いの命を慈しみ互いに生かしあわなければ。○○だから、死んでもらうという考えは、どんどん拡大してしまう。終末期の死の受け入れに、一律に、社会が口を挟んではいけないのだと想います。生きたい、と言う意思がある限り、医療はその命をサポートするべきだし、其れを政治が経済がサポートするべき。
でも医療がビジネスになってしまうと、積極的な治癒の可能性がないのに、沢山お金をかけて、保険から医療費を引き出して、患者に苦痛を与えるだけの濃厚医療が続けられてしまう。其れは現代医療の、ビジネス化した問題として別個に考えられなくてはと思います。

--松井 幸子--(山本太郎「れいわ新選組」を応援する会でのコメント) 

そしてその後、れいわ新選組のあまり緊迫感の感じられないコメントにも、ちょっと「はてな?」だったが、さらに2020年7月11日に続報が出て、除籍を総会で提案するとのこと。

だが、最近の太郎さんはどうしたのだろうと思う。
最初は「除名は簡単だが、そうはしない」レクチャーを受けてもらって
・・・チャンスを与える。
「人は生まれ変われると思う」
      ↓
その理想主義は楽観的過ぎると思った。
(大西氏ご自身が身を引かれるのを期待しての発言だったかもしれないが)

れいわ新選組がこんなことしていては、日本の夜明けはますます遠ざかる。

大西氏が個人的な所感を述べられるのは自由ですが、個人活動時代と、公党に所属とは、発言の重大性が全く違うのに、そこを軽視されていたと思います。
真意を確かめ合い理解する余地はあるが、それよりも、れいわ新選組が鬱陶しいと思う人々に、格好の攻め所を作ってしまった責任は重大すぎる。

大西氏も擁護される方も、そんな事はもっと大局から見れば小事だし、当初掲げておられた「フェア党」という名からも、合理的で不正もない社会を願っておられるという真意を知って欲しいと思われるのは理解できます。
但し、党内や支持者は大西氏と話し合い、理解を深める余地は大いにありますが、「れいわ新選組」を、潰したい・消してしまいたいために多額の費用も惜しまない、与党や財界、マスコミにはそんな事は通用しないと思います。
(支持基盤が確立している政治家が同じ事を言っても、ほとんど影響はなかったでしょう。)
以前からいろんな事をYoutubeで発表をされていたからこそ、私も大西氏の考え方に接して勉強させて頂いて感謝していますが、続きの放談のような事は、数回当選して、少々の失言が影響ない支持層を作ってからすべき事でした。

これは山本氏+大西氏のタッグを潰したいという人々にとっては、絶好の標的でしょう。残念ですが、失言の誘発を研究していた罠にかかったのかもしれません。私はいくら党内で和解できても、敵側が突いてくる事を、阻止・説得はできないと思います。
(目的が攻撃だから)

山本太郎+大西つねきの内閣が実現できたら本当に良いなと思っていたのですが、こんなに無防備で、財務という既得権者の砦を崩すような事に切り込んで大丈夫だったのだろうか?
今回の事は、大西氏の経済政策について既得権者から予想される、猛烈な反撃の試射のようなものと捉えて、フランクな語り口を岩盤のようにするために、見直す良い機会かもしれないとも思う。

またライブ中に、「無理な延命は人間の尊厳を損ねませんか」というような質問があり、それに同調されましたが、『延命治療』を選ぶかどうかは、現在でも家族が選択できるので(本人が意思表示できない場合)、質問した人も大西氏も、知識不足だと思います。
専門外の事では、それは今日の本題(教育がテーマだった)とは違うのでと、ワンクッション置いおられたら、私達は近い将来、山本太郎氏、大西つねき氏がおられる国会が持て、2倍の速度で政界の大掃除ができたかもしれないのに‥‥。
今後どんな風に出直しされるか、期待を持って注目します。

 参院選の時の山本太郎さんは感動を巻き起こし、すごく希望を持たせてくれたが、
ある意味我が道(理想)を行き過ぎだったかもしれない。

もし山本太郎氏が今の国会におられたら、少しは国のコロナ対策も違ったのではないだろうか?

【動画生中継】大西つねき氏について れいわ新選組

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山本氏の口から「私たちのプラットフォームをただ利用」という言葉が出るとは‥‥
「れいわ新選組」の理念に賛同して参加されたわけではなかったと
感じる部分があったのかも。
(自動字幕なので、誤字脱字もあります)

【参考】

今回の問題の流れのまとめ

johosokuhou.com

れいわ新選組公式HP

reiwa-shinsengumi.com

大西つねき氏の処分について

nekoyasui.jp

IWJによる、大西氏の除名に関するまとめ

iwj.co.jp

荻上チキ氏による総合的で明快なまとめ

note.com

松尾匡氏のエッセー
 20年7月18日大西つねきさんの発言をめぐって

「大西つねき氏」と「れいわ新選組」の構成員の発言から考えたこと
     非常にコンパクトなまとめと、主要な関連動画が含まれています。

note.com

参院選で議員となられた、れいわ新選組の特別枠議員に関して
この件に関しては、直接関係ないが、私が知人(脳梗塞の後で半身が不自由になられた方)から聞いたのと同じ事を、ホーキング青山氏が述べておられます。

www.dailyshincho.jp

事はもはや大西問題では済まない 山本太郎氏の党派の理念的自滅の危機(前編)
 (2020年春の大西氏の沖縄での講演会でも命の選別関連の話題が出ていた事からの深い論考)
 *これについては他の方も今回の動画と混同されていたりするから、ややこしいです。
  たまたま口が滑ったのではなく、大西氏は以前から同様のことを表明しておられたらしい。

auroro.exblog.jp

あの戦争は・・岸 信介 元首相インタビュー

逸見政孝氏が、岸元首相へのインタビューで鋭い質問をして下さっていました。

岸首相が「大平洋戦争は侵略だった」と明言している。他国がしていたら、自分もして当然と正当化しただけで、ハイ終わり。戦争はしても、自国の力とバランスを見ながら行った国は、日本のように一億玉砕なんて言わないし、特攻なんて事もしない。新型爆弾を積んだ飛行機が広島に飛来しているのを知っていて、空襲警報も出さないなんて謎な事はしない。冷静に考えている。

当時の世界情勢からそういう行動に出た?日本領土に他国が侵略してくるような可能性はなかったはず。また大国願望は日本の器に合わなかったし、人類全体としても、他国を植民地化する事は間違った事だったと認めて、以後どうやったら、人類が収奪の連鎖を終えることができるかと考えないといけない。近隣国にも国内にも、深く謝罪すべき甚大な被害をもたらしているのに、全く反省していない。。

これは一部だけで、しかもアナウンサーの言葉がかぶって聞きにくて残念。TV局のマスターテープから、できるだけ長く前後の話を聞きたい。

最近は侵略ではなかったなんて、話をすり替えたりする人まであるから、それよりは正直でマシだが、まるっきり反省がない。それは「悪いことをした」という反省ではなくても良い。意図は真面目だったが、条件が整わないのに強行して、結果的に多大な損害を現地にも国内にも与えた。その事は申し訳なかったと、戦争の犠牲者に言ってあげて欲しい。
また、岸が一番のワルだと言われる小澤俊夫氏の言葉は忘れてはならないと思う。この話から、円満に共存しようとしていた日本人もいたのに、日本軍が無視して強硬策をとったのもわかる。勝手な思い上がりで、自国の他の人の努力をも叩き潰す、今の政権も同じ。

www.nikkan-gendai.com

今更ながら、ジョセフ・ナイ著「対日超党派報告書」と、それに呼応している日本に驚く。

ジョセフ・ナイ著「対日超党派報告書」
1、東シナ海日本海近辺には未開発の石油・天然ガスが眠っており、その総量は世界最大の産油国サウジアラビアを凌駕する分量である。米国は何としてもその東シナ海のエネルギー資源を入手しなければならない。
2、そのチャンスは台湾と中国が軍事衝突を起こした時である。当初、米軍は台湾側に立ち中国と戦闘を開始する。日米安保条約に基づき、日本の自衛隊もその戦闘に参加させる。中国軍は、米・日軍の補給基地である日本の米軍基地、自衛隊基地を「本土攻撃」するであろう。本土を攻撃された日本人は逆上し、本格的な日中戦争が開始される。
3、米軍は戦争が進行するに従い、徐々に戦争から手を引き、日本の自衛隊と中国軍との戦争が中心となるように誘導する。
4、日中戦争が激化したところで米国が和平交渉に介入し、東シナ海日本海でのPKO(平和維持活動)を米軍が中心となって行う。
5、東シナ海日本海での軍事的・政治的主導権を米国が入手する事で、この地域での資源開発に圧倒的に米国エネルギー産業が開発の優位権を入手する事が出来る。
6、この戦略の前提として、日本の自衛隊が自由に海外で「軍事活動」が出来るような状況を形成しておく事が必要である。

この文書に関して、ソースは?という疑問をかなり見るが、

NHKのNews Watch 9のインタビューも合わせてみると、内容はほぼ一致している。

むろん目的には言及していないが、「不測の事態」に備えてと言いながら、

その事態を止めることもできる国の要人が、

戦争という前世紀的な行為ができるように備えよという。

もっと違う方向に、世界を誘導してほしいと、切実に思う。

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集団的自衛権の必要性に触れて
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